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2022-10-18

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用善の力で無毒な米を栽培し、心田を耕す 大亜グループは持続可能な種苗農家と協力して清浄な緑の大地を守る

リリース:2022/10/15

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写真/環境にやさしい耕作の推進者である林如貞氏は、大亜ワイヤー・ケーブル美しい家基金会2012年「第3回グリーンインサイドコンテスト」で美しい家賞、2020年にはグリーンリンケージ賞を受賞。

       お米を食べるだけで、病気が治り、気候が安定し、食糧危機が解決されるのでしょうか?環境にやさしい耕作の推進者である林如貞氏は、11年前、台南・後壁菁寮で除草剤を使わない「チェーンとブラシ」の除草による無毒農法の稲作を開始し、大亜ワイヤー・ケーブル美しい家基金会の「グリーンインサイドコンテスト」美しい家賞を受賞しています。近年では、食農教育の一層の普及・定着、新しい米文化による農地にやさしい農業での持続可能な環境保護を目指しています。

       7月中旬、車で陽明山の棚田に向かうと、猛暑にもかかわらず、そよそよと吹く風が涼しさを感じさせます。「田んぼの中は涼しいでしょう?ご存じですか?田んぼは食料を供給するだけでなく、気候を調節し、水や土を育て、生き物には住むところを提供しているんですよ」。林如貞氏はそう話しながら、今朝作ってきたという台南秈18号の玄米を使った米粿を皆に振る舞ってくれました。米粿は調味料を使わなくても米の甘みが感じられます。

       彼女はこう語ります。「2018年に命名、発表された台南秈18号は、栄養価も食感も輸入小麦に匹敵するもので、環境にやさしい耕作に適しています。ですが、台湾の年間米消費量は年々減少し続け、食糧自給率も低下の一途をたどっています。皆さんには3食を見直すことから始めてもらいたいと考えています」。環境にやさしい耕作から米食の普及推進まで、林如貞氏は常に持続可能性というテーマに関心を寄せています。

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写真/宜蘭・柯林で林如貞氏が田植えを行った台南秈18号。

       大亜ワイヤー・ケーブルはエネルギーリンケージのリーディングブランドとして、環境サステナビリティへと事業を展開するとともに、財団法人大亜ワイヤー・ケーブル美しい家基金会を設立し、かねてから環境保護問題に関心を寄せ、推進してきました。2007年からは「グリーンインサイドコンテスト」を開催し、年ごとに異なるテーマのもと、持続可能な環境保護に熱意を持って取り組んでいる環境保護活動家や団体を選出しています。また、コンテストの影響力が広がることで、新たな環境保護活動創出に対する一般の支援が高まることが期待されています。

       林如貞氏は「チェーンとブラシによる水田除草の台湾での経験」で2012年に大亜ワイヤー・ケーブル美しい家基金会「第3回グリーンインサイドコンテスト」美しい家賞、2020年にグリーンリンケージ賞を受賞しています。これは、彼女の長年にわたる貢献と取り組みに加え、環境保護に対する「実行力」が支持されたものです。

米食で健康を取り戻し 環境にやさしい耕作の推進者となる

       林如貞氏はもともと学校事務にたずさわるサラリーマンでしたが、父親の病気をきっかけに玄米食による体質改善について学び始めたところ、父親の体調がよくなっただけでなく、彼女自身の長年にわたるアトピー性皮膚炎も改善されました。「健康を取り戻してみて、農家の努力は医師と同じように評価されるべきだと感じたことが、農業について学び始めたきっかけです。」

       食材への理解を深めるうちに、食べ物がどのように生産されているのか知りたい気持ちが沸き上がり、インターネットで情報を調べたり、本を読んだり、数々の農業講座に参加したりするようになりました。「私は30歳を過ぎるまで食べ物がどのように生産されているのか知りませんでした。ましてや私のように都会で暮らす人々が農業やお米について何も知らないのは言うまでもありません」。机上の空論ではなく、自身の目で実際に見てみたいと思っていたところ、偶然にも台南・後壁菁寮の有機稲作体験に参加することとなり、続いて父親のリハビリのために台南に田を購入し、自ら環境にやさしい無毒耕作に取り組み始めました。

       ですが、都会暮らしの人間が農業を学ぶ際には挫折がつきもので、「病気や害虫の被害を避けるため、農業改良農場で推進している『疎植栽培』で田植えをしたところ、依頼した田植え職人は私がでたらめにやっていると思ったらしく、まばらに植え終わった後で、『あまりにもひどいから、私が植えたと誰にも言わないで欲しい。』と言ってきたのです。」また、肥料や農薬を使わないことにもこだわり、間隔を開けて苗を植えたところ、最初の年は雑草が多く生えてしまい、70歳を超えたおばあさんたちにまで除草のお手伝いをお願いしなくてはなりませんでした。「母よりも年配のおばあさんたちが大変な思いをしているのを見て、有機農業を続けていたら、10年後にはおばあさんたちに除草をお願いできなくなるかもしれない、もっと良い方法はないのかと考えていました」。

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写真/あぜ道に生える民間療法植物の「ヨモギ」。林如貞氏は企業の社会的責任は単なるスローガンではなく、生活や行動の中から生まれてくるものだと考えている。

       その後、日本の漫画《夏子の酒》や奇跡の農家である木村秋則氏からヒントを得て、ブラシとチェーンによる除草方法を思いつき、水田で試してみたところ、期待通りに8割ほどの雑草を取り除くことができました。喜びの中、この簡単で安価な自然農法を多くの人に知ってもらいたい気持ちから、グリーンインサイドコンテストに応募し、また、その普及体験を《田んぼの中の教室》という1冊の本にまとめて出版しました。多くの方の支援を受け、台北市の読書推進、文化部の推薦図書に指定され、教育現場にも深く根ざしています。林如貞氏の理念は、大亜ワイヤー・ケーブル美しい家基金会の新たな環境保護活動創出への支援、環境教育活動の長期的推進といった目的と一致しており、まさにこれが受賞の理由となりました。

日常生活から始まる 個人と企業の協力で影響力を生み出す

       「多くの人と同じように、私自身もエコロジーや環境保護は自分とは縁遠く、どうしたらいいかわからなかったり、行動に移す気がしないと思っていました。ですが、実際のところ、環境に良いことを選択するのは非常に簡単なことなのです」。林如貞氏はグリーンインサイドコンテストを通じて、彼女と同じように台湾で地元の環境サステナビリティに黙々と取り組む多くの人々と知り合い、インスピレーションと気づきが得られたことに感謝しています。「成功大学のグリーン魔法学校を訪れてみて、すぐに同じようなエコロジーな穀物倉庫を建てようと決心しました。方法はまだわかりませんが、志あれば道ありの言葉の通り、未来は自然とやってくると信じています」。

       彼女は企業の社会的責任は単なるスローガンではなく、生活や行動の中から生まれてくるものだと考えています。「例えば、大亜ではイベントの開催時に使い捨て紙コップを使わず、環境にやさしい製品の普及や従業員による川や海の清掃を行っており、小さな出来事から、大亜が企業文化の中でグリーンライフの実践を願っていることが見て取れます。より重要なことは、人々の心を動かす功績の発掘と賞の授与を続け、その影響力を広めることにあります」。林如貞氏は次のように述べています。「以前は自分にこんな大きな力が秘められているとは思っていませんでした。今では私のことを知った多くの人が、故郷に帰って環境にやさしい耕作を始め、お米を食べるようになり、多くの人の人生が変わりました」。

       昨年は水不足と新型コロナウイルス感染症の流行による食糧不足を心配し、北部に2区画の田を借りて田植えを行いました。持続可能な環境保護と米食文化の推進が彼女のライフワークとなっています。「命にとって一番大切なのは、良い水、良い空気、良い食べ物ですが、今ではそれらはすべて非常に貴重なものに思われています。私は人生の重要な時間をこれらに費やしていますが、これは生存への危機が背景にあるからで、大人と子供が共に協力して行動を変え、美しいふるさとと清浄な緑の大地の守り手となることを願っています」。

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写真/大人と子供が協力して行動を変えることで、美しいふるさとと清浄な緑の大地の守り手となる。

原文出典:遠見(https://www.gvm.com.tw/article/92949)