Share To Facebook
2021-09-03

點閱人次 : 378

2021/09/01

明源工業 品質の研究開発に注力 シーリングファンの隠れたチャンピオン
proimages/news/coverage/2021/2021090101.jpg

文 / 葉亜薇

       1975年、欧米のシーリングファンメーカーのニーズに応えるため、明源工業はその流れとともに設立されました。高品質モーターと優れた技術力でアメリカのシーリングファン市場を攻め、更に特許技術と誠実さ・信頼性により、輸出メーカーのリーダーとしての地位を確立。現在、事業は5大陸に跨り、台湾の光の「風」を、世界のあらゆる場所で感じることができます。

       明源工業ビルのエレベーターを降りると、ヨーロッパ風の明るい廊下や会議スペースには、優雅なシーリングファンがゆっくりと回転し、落ち着きと特別な魅力が感じられます。「世界市場のシーリングファンは、装飾型と機能型に分かれており、前者は欧米、後者はインドや東南アジアなどが中心となっています。装飾型シーリングファンは、米国だけで世界市場の60%を占めており、明源はその米国市場で30%のシェアを有しています。」46年間、テーブルスタンディングファンとシーリングファンの輸出市場をターゲットにしており、常に改良された機能と流れるような外観で、リーダー的地位を確固としたものにしている明源工業の陳宏維総経理は自信に満ち溢れています。
       「当時の台中・豊原は『世界有数のファンファウンドリー』と呼べる存在でしたが、今ではその枝葉を広げて全世界を支える存在となっています。」豊原から出発し、潭子で成長を遂げた陳宏維総経理は、明原工業の製造の起源について、3世代に渡る確実な実力にある、と語ります。台湾で工業製品の製造が盛んだった1960年代、陳宏維総経理の祖父で源龍工業の創業者である陳坤龍氏は、テーブルスタンドファンの製造に取り組み始めました。1年目から大亜ケーブルと手を組み、このパートナーシップは60年以上続いており、大亜が提供する製品は常に高い水準にあり、これにより半世紀以上の絆を築いてきました。1975年、欧米がシーリングファンのOEMを求めて台湾を訪れたとき、陳坤龍氏は六男の陳尚萬氏に引き継ぎ、明源工業を設立。ここからシーリングファンの輸出事業を開始しました。

高品質のエナメル線こそが、安定的でパワフルなシーリングファンモーターの鍵

       1995年、西洋への進出の波に乗り、明源は工場を中国に移しながらも、大亜ケーブル材料の使用を堅持しました。台湾からの輸送コストは高いものの、品質を勝ち取るための重要な鍵であり、非常に強力な顧客との価格交渉材料でもあったためです。「明源のサプライヤは20年、30年もの付き合いがある会社がほとんどです。重要なのは、相互の信頼関係、困難な状況での相互理解、市場動向への共通認識であり、それが長期発展の鍵となります。」3代目の陳宏維総経理は、明源と大亜の信念は一致しており、絶えず進化する市場のニーズを目標にしている、と考えます。だからこそ、明源の世界初のUL認定DCブラシレスモーターシーリングファン、米国初のLEDシーリングファンライト、米国初のミニマム屋外用プラスチックシーリングファンを開発することができたのであり、信頼できるパートナーこそがイノベーションの真のサポートとなります。
       「高品質なシーリングファンには、「静かで雑音なし」と「安定的で揺れない」という2つの要素が必要です。」陳宏維総経理は、寝ているときも仕事をしているときも、シーリングファンの絶え間ない騒音は生活の質に影響を与えやすく、揺れるシーリングファンは落下の恐怖を感じさせるため、これらの状況を避けるために、ファン内の「モーター」がカギを握る、と話します。「大亜が提供するエナメル線は純銅製です。DCモーターを例にしましょう。3本の長いエナメル線できっちり巻かれているため、モーターは静かに力強く動作し、温度が上がったり揺れることなく、安定的で、シーリングファンの品質管理において効果的なだけでなく、消費者に省エネ効果がもたらされ、安心してご使用いただくことができます。」陳宏維総経理は、「心臓」と「血管」でモーターとエナメル線の密接な関係を説明し、シーリングファンのコア技術であると話しました。
       感染症流行の影響で、空気の循環と換気が重視されたことにより、明源のシーリングファン事業は逆に成長し、受注も大幅に増加しました。また、原材料の供給も、短期間に大量の需要が発生するため、この変動性はサプライヤにとっても課題となっていますが、大亜グループは常に納期通りに納品してくれるので非常に信頼できます。業界は時として、商品を探して直接サプライヤ社長に連絡し話し合うこともあるものの、明源と大亜の協力関係は暗黙の了解となっているため、通常、担当の営業窓口に説明するだけで問題が解決することがほとんどです。 陳宏維総経理は、大亜という信用があれば、原材料取得が難しい時でも、納期に合わせて品質が安定した材料を提供することができる、と言います。革命的な感情はもちろん、これこそが、明源が長年にわたって大亜をエナメル線の唯一のサプライヤーとして指名してきた主な理由です。

企業の永続的発展の実践:省エネ・エコロジー、環境にやさしい、教育への還元

       省エネと二酸化炭素削減という世界的なトレンドに対応して、明源工業では1997年からブラシレスDCモーターの開発・応用に力を入れています。年間収益の飛躍的な成長に加えて、企業の永続発展という理念実践も拡大を続けています。例えば、ポリスチレンから紙製トレイへの置き換えは8ヶ月かけて開発されました。サポート力の測定や高額な紙材コストにより、何度も社内で話し合いが行われました。同時に、より環境を思いやり、工場設備に廃棄物処理や廃水処理などを追加装備し、現地の環境に配慮しています。源龍工業から明源工業と、3代事業を潭子地区で開拓したことから、地元の子供たちの学習を鼓舞するために、明源は頭家小学校と協力し、毎年、スピーチコンテストなどに賞金を提供しています。また、「明源図書館」を寄贈し、子供たちが読書に親しみ、文化に触れることができるようにしています。陳宏維総経理はよく頭家小学校の活動に参加し、次の世代の教育をサポートしています。
        インダストリー4.0に伴い、明源工業のシーリングファンは、大量生産から少量・多様へと移行しています。デザイン力を高め、業界の想像を覆すような製品を生み出し、更に現代の生活ニーズに応える必要があります。「大型シーリングファンをコンパクトに」する上で、どのように小さくてパワフルなモーターを創造し、時代のトレンドの合わせるか。これは全く新しい挑戦です。特に、産業界の人手不足を背景に、自動化の開発がグレードアップしていくことは必然です。 巻線機で自動的に処理されるエナメル線の品質をより厳格化してこそ、真に労力と時間を節約し、自動化の効果を最大限に発揮することができます。陳宏維総経理は、少量・多用の製造工程において、おそらく1日に3台しか作れない特別な機能や外観をもつシーリングファンには、異なる仕様のエナメル線が必須であり、また頻繁に線を交換する必要があり、技術、品質管理、組立材料といった全ての難易度は高まるだろう、と話します。
        「常に革新を続け、お客様のニーズを満たすことで、サプライチェーン全体を共に高めていきたいと考えています。」IOU家庭統合運用管理技術の成熟化に伴い、明源工業の産業製品ラインは多様化するだけでなく、グリーンエネルギーとインテリジェント制御のトレンドを満たし、機能性と美しさを兼ね備える必要があります。陳宏維総経理は、明源と大亜が、60年以上のパートナーとして、共に時代に合わせて、精巧な技術でシーリングファン市場に新風を吹き込んでいくことを期待しています。

原文出典:https://www.gvm.com.tw/article/81917