台南市政府が伝統産業のデジタルトランスフォーメーションを推進 大亜ワイヤー・ケーブル、5G台南チームに参加

2022/02/23
文 葉圳轍 2022/2/23

写真出典：https://ctee.com.tw/industrynews/technology/599578.html

        5G台南チームは新たにメンバーを追加しました。本日（23日）、黄偉哲台南市長は、国家発展委員会の龔明鑫委員長と、アジア・シリコンバレーの闕河鳴最高人事責任者を伴って、大亜ワイヤー・ケーブル（1609）と、先鋒機械、辰隆科技との「ワイヤー・ケーブルスマートファクトリー5Gプライベート周波数およびプライベートネットワークのスマート生産の全工場ソリューションプラン」に関する提携覚書の締結に立ち合いました。3者は、5GとAITOの導入により、ケーブル業界で初となる「ビルディングブロックフレキシブルスマート生産ライン」を構築し、従来のケーブル工場を全く新しい生産拠点へと変貌させます。

       台南市政府は、5Gプライベート周波数・プライベートネットワークとデジタルトランスフォーメーションの促進に取り組んでいます。今回の覚書締結は、昨年（2021年）に5G台南チームを設立し、自動車照明メーカーの龍鋒企業がAIアプリケーション技術を補完した5Gプライベートネットワークの導入を支援し、デジタルトランスフォーメーションを推進したことに続く、伝統産業の5Gデジタルトランスフォーメーション推進の台南市政府の取り組みの成果であると言えます。

国家発展委員会の龔明鑫主任委員は「台南には3,600社以上の伝統産業があり、多くの「隠れたチャンピオン」企業が地域に深く根付いており、5Gとスマートシティのグローバルなビジネスチャンスに遭遇し、国家発展委員会と台南市政府は昨年（2021年）から、共にアジア・シリコンバレー5Gスマートシティのアプリケーションを促進し、5Gプライベート周波数とネットワークの信頼性と低遅延性を活用し、各デバイスとオンライン品質管理システムを5G通信とスマートファクトリーアプリケーションサービスプラットフォームと結合して、従来の生産ライン設備の柔軟なスケジューリングを実現し、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速し、技術の自律性を高めている」と語っています。

       黄偉哲台南市長は調印式に出席し「台南市の年間生産額の40％は製造業によるものであり、製造業が台南市経済の生命線であることは明らかである」と述べました。 市政府チームは昨年、龍鋒企業が日本企業・パナソニックの5Gプライベートネットワークソリューションを利用しやすいよう支援し、新人スタッフのトレーニング時間を大幅に短縮、組み立て精度を向上させました。しかしながら、台湾の総人口は徐々に減少しており、将来的にマンパワーが貴重な資源となることが予想されます。台湾全土が人口構造の変化という打撃を受ける中「強者と強者が手を組み」台南市の優れた隠れたチャンピオン産業と最先端技術が結合し、テクノロジーを産業の発展に融合してこそ、産業の高度化が促され、人手不足の壁を乗り越え、本当に重要なあらゆる仕事に貴重な人材を投入することができます。

       黄偉哲市長は「当該案件の促進において、国家発展委員会の支援、大亜ワイヤー・ケーブルのコミットメントと投資、先鋒機械と辰隆科技のサポートに感謝している」と述べました。将来的には、5Gプライベートネットワークの他の応用方法が楽観視されており、台南市は優れた産業発展政策を推進し、管轄区の産業の向上に貢献します。

       台南市経済発展局の陳凱凌局長によると、近年、台南の企業招聘には素晴らしい成果を達成しており、TSMCとUMCによる1兆2,500億円の投資以外にも、2019年1月から2021年12月までに総額995億元の投資を呼び込み、1,800億元以上の生産額を生み出し、3万人以上の新規雇用を創出しています。

       陳凱凌局長は「市政府チームは、水、電力、労働者、土地、人材という「5つの不足」を解消し、企業が投資への障壁を取り除けるよう、ワンストップ企業招聘方式で、専門的でプロジェクトに特化した質の高いサービスを提供し続けていく」と話しています。，

       5G台南チームの新メンバーである大亜ワイヤー・ケーブルは、今年創業67年目を迎え、超高圧電力、通信伝送、グリーンエネルギー、ストレージ、スマート製造の技術を持つ台湾で唯一の大手ケーブルブランドです。携帯電話、船舶、ビル、発電所、地下鉄、高速鉄道から電気自動車まで、隠された大亜細の高品質製品が採用されており、世界中に販売しています。

       大亜のケーブル製品は、2008年に345KVの超高圧電力ケーブルを初めて製造、2009年に台湾初の鉛フリーPVCケーブル、2013年にカーボンフットプリントラベルを初めて取得、鉛フリーメーカー初のグリーンファクトリー、低発煙・ハロゲンフリー製品で経済部より国際グリーン製品賞を初めて受賞、ケーブルメーカー初のCSR報告書を発行するなど、台湾国内のケーブル業界で多くの「初」を打ち出し、グリーン企業としてのミッションを長年掲げ、好評を博しています。

原文出典：https://ctee.com.tw/industrynews/technology/599578.html